【自発的対称性の破れ】

自発的対称性の破れ。

もうこの言葉の響きだけでうっとりしてしまう。

自発的に、対称性を破る。

 

対称性がある方がものごとをシンプルに捉えられるのに

ときとして、場は、自発的に対称性を破る。

 

素粒子は、

ヒッグス場の自発的対称性の破れによって、

質量を獲得するらしい。

 

質量、それは素粒子の大きな「個性」。

 

電荷やスピンはパターンで分類できるけれど

質量にパターンはなくてそれぞれ違くて

 

素粒子は質量によって区別されている。

電荷が同じでも、質量が違うから違う名前が付く。

 

質量、という定義によって、素粒子は多様な個性をもつ。

 

対称性を破る、つまり、ちょっと世界は複雑になるのに

宇宙は対称性を破って、個性豊かな世界を選んだ。

 

それが何故なのかわからないし(今のところは)

神はサイコロを振るから、

選んだのは偶然かもしれないけれど

 

この社会も、

どこから見ても同じ景色だなんて言うよりも

個性豊かで多様な方がきっとおもしろい。

 

本当は謎の質量の奥深くに美しい理論があって

宇宙はもっとシンプルに成り立っているのかもしれない。

 

それでも、そこで観測される素粒子が多彩であるように

 

この社会も、

シンプルな原則に則ったうえで

そこに表れる人は多彩に見える、とゆうのであれば

 

それはさらにおもしろいなと思う。

世界が愛おしくなる。