【叡智】

古来より、人間は、世界をとらえようと奮闘してきた。

 

この世界はなぜ存在しているのか、

なぜこのような世界なのか。

 

人間とは何か。

どこから来てどこへ行くのか。

生きるとは何か、どう生きるべきか。

 

地動説、天体の動き、宇宙の構造、宇宙の始まり、

生命の誕生、進化、・・・

 

哲学、科学をはじめとするさまざまな学問。

先人の残した智慧。

その土台の上に、今なお続くあくなき探求。

 

人間の叡智。

 

 

一方で、

戦争

虐殺

 

人間は、悲劇も生み出す。

 

「息子よ、叡智がどれほど世界を支配していないかを知っているか?」(※)

 

そう、人間の叡智はほとんど世界を支配してなくて 

虚無感が漂う。

 

 

けれども

その虚無感があるからこそ

どうしようもなく悲しい世界だからこそ

 

美しくありたいと

美しさを求めることに意味があるのだと

 

残酷な世界を認めたうえで

なお手を伸ばして

美しさを求める、

 

そのときに見る、感じる、

今ここにある美しい世界に、

涙が出る。

 

あきらめずに手を伸ばし続ける。

 

 

(※)

原文ラテン語:An nescis, mi fili, quantilla sapientia mundus regatur?

17世紀、スウェーデンの近代化に尽力した名宰相、オクセンシェルナの言葉。

冷静沈着な彼が、30年戦争の講和条約交渉を担当する息子に送った手紙に書かれている。

 

ストール「叡智」、プリントTシャツ「叡智」は、以上の表現を込めた商品です。