【この世界】

古来より人は、

この世界はなぜ存在しているのか

なぜこのような世界なのか

を考えてきたのだと思う。

 

何も知らない子供のときは

目に映る木々や動物や星空、自分の周りにあるものが

世界だと思っていたけれど

 

先人が残してくれた探求の道程を知ることで

ずいぶん世界は広くなった。

 

16世紀のコペルニクスの地動説は

足元から崩れ落ちるような驚きだったと想像する。

 

地球は宇宙の中心ではなく、

そのかわり太陽が宇宙の中心と思われたが

 

ガリレオの観測により

太陽は天の川銀河のうちのひとつの星にすぎないことがわかって

よって天の川銀河こそが宇宙と思われたが

 

ハッブルの観測により

銀河は他にもたくさんあることがわかり

銀河が無数に点在する現在の宇宙観にいたった。

おまけに宇宙は膨張していた。

 

宇宙に広がる銀河が泡構造になっていることも

わかってきている。

 

精密な観測技術をつくる

根気強く観測を続ける

観測データを丁寧に丁寧に読み取る

そこから理論を導き出す

科学者たちの営み。

 

心から尊敬する。

こんな素敵な世界の姿を

明らかにして教えてくれてありがとうって思う。

 

それでも

宇宙についてわかっていることは5%にすぎず

その5%の中も謎だらけで

 

何百年かあとには

きっとまたコペルニクス的転回が起きているんだろう。

 

この世界は、どこまでも、美しい。