【地球の奇跡】

丁度いい太陽。

核融合を起こさないほどエネルギーが低くなく

すぐに燃え尽きてしまうほどエネルギーが高くないこと。

あと50憶年は地球にエネルギーを届けてくれること。

 

 

岩石型惑星、地球。

原始惑星テイアとの衝突によって大量の鉄を取り込んだこと。

鉄が生む地磁気によって太陽風から守られること。

 

 

月の誕生。

地球の軌道が安定し、自転のペースが整ったこと。

 

 

オゾン層の生成。

地球の重力が大気を引き留めるのに十分なほど強いこと。

大気中の酸素が太陽からの光を受けてオゾンとなって

宇宙から降り注ぐ放射線を吸収してくれること。

 

 

水の惑星。

地球の重力が弱ければ、

水素は水になる前に地球から逃げてしまう。

太陽との距離が近すぎれば蒸発してしまい

遠すぎれば氷になってしまう。

液体の水が地表に存在する唯一の星。

 

 

生命の原資。

太陽系ができた頃には

他の星で核融合がどんどん進んでいたおかげで

炭素や酸素が作り出され、ばらまかれ、

生命を作る物質が豊富にあること。

 

それでいて、有毒ガスが作られないこと。

 

 

暮らしの温度。

太陽の大きさと地球からの距離が絶妙で

化学反応が進むのに丁度いい温度があること。

 

・・・

 

 

挙げればきりのない、たくさんの“丁度いい”事象。

 

宇宙が無数にあるとすれば

そのうちの1つの宇宙でこんな奇跡の星が生まれるのも

珍しくないのかもしれない。

 

けれども

絶妙な奇跡の連続で、今ここに自分がいること。

それは紛れのない事実。

 

果てのない宇宙の、ほんの1点。

138億年の歴史のうちの、ほんの瞬く間。

かけがえのない自分。

 

 

世界は、今日も美しい。