【世界がひもでできていたら】

世界をつくる最小単位の素粒子は

たった1つのひもなのかもしれない。

 

太さのない、ひも。

決して観測できないほど小さいけれど

ゼロではない長さを持つ、ひも。

けた外れの張力がかかっている、ひも。

 

ひもはいつも揺れている。

この3次元空間の方向と

見えない異次元方向に

穏やかに揺れたり、激しく揺れたり

 

くっついたり、切れたりする。

 

あっちの方向に揺れるひもは

物質をつくったりして

 

こっちの方向に穏やかに揺れるひもは

電磁気力を伝えたりして

 

ちょっと激しめに揺れるひもは

万物に質量を与えたりして

 

端と端がくっついて輪になるひもは

ちょっと特別で

空間を曲げて

異次元に飛び出して行ったりして

 

 

ひもの揺れ方が世界のかたち。

 

 

知覚できないひもは、

人間の頭の中から生み出されたアイデア。

 

世界がひもでできているなら

頭の中もひもでできていて

 

ひもがひもを描き出す。

世界が世界をとらえようとする。

 

 

人間の想像力は、底が知れない。

この底知れぬ想像力も、

 

ひもの振動?