【イカロス】

人間の暮らしは太陽とともにある。

 

太陽の光があるから、世界が見える。

 

朝も夜も

夏の暑さも冬の寒さも

生命のサイクルも

 

太陽とともにある。

 

ヘリオス

ソル

ラー

アマテラス

・・・

 

地球上では

どの国の人も、太陽に神を感じてきた。

 

 

古代ギリシャのイカロスは

ただ知りたかったんじゃないかと思う。

 

神になりたいとか

自分を過信するとか

そんなことじゃなくて

 

ただ宇宙の真理を知りたい、という

昔も今も人間の根底にある欲求。

 

ものすごいエネルギーを発している天球

ヘリオスの正体を

翼と引き換えにしても、確かめたいと。

 

 

21世紀、

太陽までの距離も

その質量も温度も、光や熱の正体も

見えないニュートリノの存在も

燃え尽きるまでの寿命も

知ることができて

 

原理がわかって、なおいっそう、

 

そこに神を感じる。

 

スピノザの神、

宇宙という、うまくできすぎているこの世界。

 

 

そして、もっともっと知りたいと思う。

蠟の翼はロケットに、衛星に、探査機になって

 

イカロスの探求心は引き継がれている。