【歓びに満ちた世界】

世界は、いったいどうなっているのか。

目に見えるもの。見えないもの。

 

世界の奥にある真理を描き出そうとする

偉人たちの直観力。想像力。

その謙虚な姿勢。

 

 

ニュートンは、地上と天上の区別をなくした。

空間と時間のなかで粒子が運動すると言った。

でもきっと

「空間」にまだ秘密があることも

「時間」が仮定であることも理解していた。

 

 

私たちは、空間と時間という容れ物の中に生きているのか?

 

 

ファラデーは、空間に「場」があると言った。

磁石の間に砂鉄が描き出す磁力線が実在すると。

粒子は、場と作用しながら運動するのだと。

 

アインシュタインは、空間と時間は同じだと言った。

そしてそれが重力の「場」であると。

時空間は容れ物ではなく、巨大な軟体動物のようなものだと。

 

ディラックの場の方程式は

粒子と場の2つを「量子場」という1つにした。

 

量子場と重力場は

今のところ折り合いが悪いようだけれど

この先どんな展開があるのか。

 

 

人間は世界への理解をずいぶん深めてきた。

 

知れば知るほど、知らないことが増える。

理解すればするほど、理解できないことが増える。

永遠にわかることのない自然。

 

ここに挑む人間の叡智と

それを遥かに凌駕する深さをそなえた世界。

ここに歓びがある。

 

世界の一部である人間が、世界を理解しようとする。

知りたい願望を満たしていく。

尽きることのない歓び。

 

わからない、という限界にノックし続ける

 

賢人の営みに尊敬と感謝。