【シンプルであること、優雅であること】

理論物理学者や数学者の著作には

しばしばこの2つの言葉が登場する。

 

すなわち、シンプル、優雅。

 

私もここに美しさを見る。

 

無駄が削ぎ落されていて

最小のものに基づいていること。

 

極めて少ないものから

極めて多くのものが溢れ出てくること。

 

そういうものは、

シンプルで、優雅で、美しい。

 

 

アインシュタインの一般相対性理論は

最も美しい理論であると言われる。

 

重力にまつわるあらゆる事象、

 

たとえば、

 

私たちが地上にひきつけられていること、

天体の軌道、

星や銀河の形成、

宇宙の膨張、

ブラックホール、

重力波、

時間の遅れ・・・

 

これらの重力場の中の現象すべてを支配する規則は

ごく少数の方程式で表される。

 

アインシュタイン方程式。

 

たった一行で示されるこの式に

重力に関する理論の全体が含まれている。

 

 

そのことに震えるのは、私だけじゃないと思う。

物理や数学が全く理解できないとしても。

 

 

無駄が削ぎ落されて残った“最小のもの”は

おのずと必然性を備えている。

 

それがなければ、絶対に表現できない、

なくてはならないもの。

 

 

情緒的なことで言えば

きっと俳句はその最たるもので

選び抜かれた17文字の言葉は必然性をそなえている。

 

ファッションで言えば

Tシャツとパンツが、最も美しいように思う。

最小の要素で

人の形に沿っていて

決して否定されない必然性がある。

 

ファッションの場合はアートの側面があるので

そこに遊び心(無駄な要素)が加わるのは

大好きだけど。。

 

 

遊び心をもちながら

シンプルで、優雅な世界を描きたい。