【場の力】

恐怖

何か悪いことが起きている不安

漠然とした怖さ

が漂っている世界。

 

そういう、「場」が形成されているように感じる。

 

 

19世紀の物理学の革新として

ファラデーの電磁気学の理論がある。

 

電磁気力はどのように作用するのか?

 

ファラデーが解き明かしたのは

 

空間のいたるところに何らかの「実体」があって

その「実体」が、

電気や磁気を帯びた物体から影響を受け

また同時に、

電気や磁気を帯びた物体に影響を与えている

ということ。

 

その「実体」は、「場」と呼ばれる。

 

砂鉄の作る磁力線がわかりやすい例。

 

たとえば電気を帯びたものは

周りの「電場」をゆがめて

そしてこの「電場」は力を生み出し

電気を帯びた近くのものに力を加える。

 

電場と相互作用するのは

電気を帯びたものだけで

電気を帯びていないものにとっては

電場はなんら影響しない。

 

 

人間社会にも、さまざまな「場」があると思う。

景気とか、「気」という文字が示すように

人間の気分、気持ちが形成する「場」がある。

 

その「場」にどう影響されるかは

自分が持っている性質次第。

 

漠然とした不安の「場」が形成されたら

そこに影響されるか、されないか、自分次第。

 

 

電気なら、

 

電場の影響を回避するには

電荷をもたなければいい。

陽子は電子とくっついて中性になればいい。

 

 

漠然とした不安なら、

 

そこに反応する性質(多くの場合無知)を制御する。

よくよく考えたり勉強したり教えてもらったり

無知を知にする。

 

 

ファラデーがためらいながら提示した

「場」という概念は素晴らしくて

離れたもの同士に作用する力を明確に説明し

そこから重力場や量子場も解き明かされて

 

自然の新たなカラクリが見えてきた。

 

自然のカラクリは、

ときに人間社会のことも教えてくれる。

 

 

自然の姿、

それを知ろうとする人間の営み

知れば知るほど知らないことが増える

 

そのすべてにリスペクトを込める。