【利他的な生命】

“生命は

絶えず自らを壊しつつ常に作り替えて

あやうい一回性のバランスの上に成り立つ

動的なシステムである”

 

生物学者 福岡伸一さんの動的平衡の生命観。

 

福島さんいわく

「ウイルスは、利他的な存在である」

 

ウイルスは、高等生物の遺伝子の一部。

もともと私たちの一部であり

飛び出して行って旅して戻ってきて

私たちはそれを受け入れる。

 

それはおそらく進化の加速のために。

 

親から子に遺伝する情報はルートが限られるが

水平展開するウイルスは

場合によっては種を超えるほど広く情報伝達する。

 

ときに病気や死をもたらすが

それにもまして

生命系全体にとって進化を加速するツールとなる。

 

 

自然界は共生。

 

ウイルスを利己的な敵とみなすか

利他的な存在とみるか。

 

利他的な共生相手とするならば

そしてその刺激が個体を強くする一助となると

とらえるなら

 

自分がそのように整っていなければ。

 

 

たくさんの細胞、菌、ウイルス、・・・

もともと多くの生命、生命らしきものからなる私という器。

それをしっかり整える。

 

自分とは、大きな循環のうちのひと時を占めるもの。

自分を自然から遠ざけてしまわないように

共生する存在としていられるように

 

自然のサイクル。

食事、運動、睡眠。動物のサイクル。

ここから逸脱していないだろうか?

 

 

私は、大いなる自然界のひとつの発露。

みんなみんな、この自然界の一部。

 

 

 

そして

人間が構成する社会、これも共生そのもので

 

自分だけではない

色々な人が共に暮らすこの世界で

自分は利他的な選択をできているだろうか?

 

この重い問いをかみしめている

4月の朝旦。