【お茶室は小宇宙】

万物は流転する。

 

錆びたり、汚れたり、欠けたり、変化していく

その変化のなかに美を見出す心、わび

時間の蓄積が生み出す美、さび

 

大いなる自然のうつろい。

 

無限を感じる空間

光が集まって

 

世界と一体になる。

 

 

ヒューッと湯の沸く音を聴いたとき

風が揺らしたとき

緑が香ったとき

 

異次元への扉が開いて

 

特異点へようこそ。

 

 

器の深い黒はすべてを内包して

目の前にある。

 

すべて。

 

 

圧倒的な自然法則の織りなす世界が

内にも外にも広がって

 

境界が溶けて

 

ひとつになる。

 

あるお茶室の中。