【珈琲タイム】

熱い珈琲を飲むとき、ふと考える。

 

熱 = 原子や分子の運動。

 

 

 

カップに触れて熱いと感じたとき

 

珈琲を構成している分子が

激しく動き回って

 

カップを構成している分子に振動を伝えて

カップを構成している分子の振動が手に伝わって

 

つまり熱いと感じている今、

このカップはすごく揺れているんだなと。

 

 

 

時間がたって珈琲が冷めてしまったとき

 

熱は熱いものから冷たいものに伝わっていき

その逆は無いという事実。

 

それは熱力学第二法則と称されるけれど

 

ボルツマンが明らかにしたように

 

絶対的な法則に従っているのではなく

高い確率でそうなるというだけ。

 

熱い物質の分子の方が動くスピードが速いから

冷たい分子にぶつかって自分のエネルギーを与える

という可能性の方が

その逆の可能性より統計的に高い。

 

 

熱い珈琲の分子は部屋の空気にぶつかって

エネルギーを与えてしまって

もう熱くならない。

 

意思をもたない

ランダムな動きをする分子によって

私は時間がたったことを感じているんだなと。

 

 

 

そんなことを考える昼下がりの珈琲タイムは

ちょっと贅沢な時間。