カテゴリ:時間



今と、過去と、未来。 時間は過去から未来に向かって流れる と感じるけれどもそれは 人間が勝手にそう感じているだけかもしれない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば たとえばブラウン運動 分子は完全にランダムに運動していて その動きを逆さまに再生してみても なんら違和感はなく それならそこに時間の流れは存在しない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば...
熱い珈琲を飲むとき、ふと考える。 熱 = 原子や分子の運動。 カップに触れて熱いと感じたとき 珈琲を構成している分子が 激しく動き回って カップを構成している分子に振動を伝えて カップを構成している分子の振動が手に伝わって つまり熱いと感じている今、 このカップはすごく揺れているんだなと。 時間がたって珈琲が冷めてしまったとき...

「時間」を理解しようと思ったら 並々ならぬ思考が必要で 相対性理論をつくりあげたアインシュタインが 「過去、現在、未来の区別はしつこく幻でしかない」 と言い、 ループ量子重力理論の大家ロヴェッリが 「時間は人間のぼやけた視界がつくるもの」 「時間は存在しない」 と言う。 この自然界において時間とは 本当のところ一体なんなのか。...
世界は、いったいどうなっているのか。 目に見えるもの。見えないもの。 世界の奥にある真理を描き出そうとする 偉人たちの直観力。想像力。 その謙虚な姿勢。 ニュートンは、地上と天上の区別をなくした。 空間と時間のなかで粒子が運動すると言った。 でもきっと 「空間」にまだ秘密があることも 「時間」が仮定であることも理解していた。...

「時間は存在しない/カルロ・ロヴェッリ」 を読んで、時間について考えてきた。 時間の真の姿の一端をつかんだようにも 迷宮がより深くなったようにも感じられる。 「なぜ昼は昼なのか、夜は夜なのか  時は時なのかを議論するのは、  昼と夜と時間の浪費にすぎないのです」 (ハムレット/シェイクスピア) そう、こんなに時間について思い巡らしても...
ロヴェッリの研究する「ループ量子重力理論」では 世界を記述するのに、時間変数を使わないのだという。 時間のなかで物事がどう展開するか、ではなく 物事が互いに対してどう変化するか、を示す。 つまり、時間という“背景”を用いない。 私たちが観察できるもの、 長さとか 重さとか 色とか 力とか を変数とし、...

過去と、未来。 この区別はどこから来るんだろう。 この世界を記述する基本法則、 古典力学とか電磁気とか重力とか量子力学とか これらの法則の中では、 過去と未来の区別はないのだという。 たとえば ボールが重力によって落ちる。 ボールが跳ね返って上昇する。 位置エネルギーと運動エネルギーの交換は可逆。 唯一の例外は、熱。...
もう1人の天才、アインシュタインは いち早く「同時」の曖昧さに気づいていて 時間は相対的なものであると言って 浦島太郎の竜宮城が この宇宙で実現することを示した。 相対性理論。 時間の流れる速さは、ところによって違う。 動いている人と止まっている人 重い星にいる人と軽い星にいる人 それぞれに流れる時間の速さは違う。...

時間は、本当に不思議。 時間の流れは独立した存在で 確固たる絶対的なもの、 という日常感覚は、どこで作られるんだろう? 物心ついたときには 「時計」が存在していて、標準時が使われていて ロンドンの12時は東京の21時で 時刻は違うけれど ロンドンの12時と東京の21時が 同じ「今」であると思うこの感覚。 エベレストの頂上にいても 地下鉄のホームにいても...
宇宙はあまりに広すぎて、「今」が見えない。 夜空に輝く月。 太陽の光が月で反射してから 地球に届くのに1.28秒かかる。 つまり、私たちに「今」見えているのは 月の1.28秒前の姿。 太陽は8分19秒前の姿で 火星は4分前の姿(接近時) 土星は70分前の姿(接近時) アンドロメダ銀河は約230万年前の姿で かみのけ座銀河団は約3億年前の姿で...

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