COLUMN

人間の知覚は完全ではないから この世界を曖昧にしか捉えられない。 たとえば エントロピーは存在しない、という考え方。 エントロピーとは じつは互いに異なっているのに 私たちのぼやけた視界では その違いがわからないような配置の数を表す量 であるとすれば 「見落としてしまうもの」が常にあることを 忘れてはいけないんだよなと思う。...

「時間は存在しない/カルロ・ロヴェッリ」 を読んで、時間について考えてきた。 時間の真の姿の一端をつかんだようにも 迷宮がより深くなったようにも感じられる。 「なぜ昼は昼なのか、夜は夜なのか  時は時なのかを議論するのは、  昼と夜と時間の浪費にすぎないのです」 (ハムレット/シェイクスピア) そう、こんなに時間について思い巡らしても...

ロヴェッリの研究する「ループ量子重力理論」では 世界を記述するのに、時間変数を使わないのだという。 時間のなかで物事がどう展開するか、ではなく 物事が互いに対してどう変化するか、を示す。 つまり、時間という“背景”を用いない。 私たちが観察できるもの、 長さとか 重さとか 色とか 力とか を変数とし、...

過去と、未来。 この区別はどこから来るんだろう。 この世界を記述する基本法則、 古典力学とか電磁気とか重力とか量子力学とか これらの法則の中では、 過去と未来の区別はないのだという。 たとえば ボールが重力によって落ちる。 ボールが跳ね返って上昇する。 位置エネルギーと運動エネルギーの交換は可逆。 唯一の例外は、熱。...

もう1人の天才、アインシュタインは いち早く「同時」の曖昧さに気づいていて 時間は相対的なものであると言って 浦島太郎の竜宮城が この宇宙で実現することを示した。 相対性理論。 時間の流れる速さは、ところによって違う。 動いている人と止まっている人 重い星にいる人と軽い星にいる人 それぞれに流れる時間の速さは違う。...

時間は、本当に不思議。 時間の流れは独立した存在で 確固たる絶対的なもの、 という日常感覚は、どこで作られるんだろう? 物心ついたときには 「時計」が存在していて、標準時が使われていて ロンドンの12時は東京の21時で 時刻は違うけれど ロンドンの12時と東京の21時が 同じ「今」であると思うこの感覚。 エベレストの頂上にいても 地下鉄のホームにいても...

この世界はどうなってるんだろう。 いつも惹きつけられて尽きない興味。 たくさんの人が理解に挑んでくれて その成果を教えてくれて 少しこの世界のことを知って驚嘆する。 驚嘆は知識欲の源となりさらに惹きつけられる このループ。 ループの中、何度も常識がひっくり返る。 相対性理論が表す空間と時間のこと。 量子論が表すミクロな世界の曖昧さのこと。...

意図は最強のツール。 人の中で爛々とエネルギーを放つ。 この世界を支配している法則は 誰にも破ることはできない。 重い星があれば空間は歪み時間は遅れる 誰もそれを止められない。 宇宙誕生のときから一度たりとも破れることなく ずっと支配し続けている法則。 ラプラスの悪魔に背くことは不可能か? 蝶の羽ばたきは嵐を起こすか?...

人間の暮らしは太陽とともにある。 太陽の光があるから、世界が見える。 朝も夜も 夏の暑さも冬の寒さも 生命のサイクルも 太陽とともにある。 ヘリオス ソル ラー アマテラス ・・・ 地球上では どの国の人も、太陽に神を感じてきた。 古代ギリシャのイカロスは ただ知りたかったんじゃないかと思う。 神になりたいとか 自分を過信するとか そんなことじゃなくて...

世界をつくる最小単位の素粒子は たった1つのひもなのかもしれない。 太さのない、ひも。 決して観測できないほど小さいけれど ゼロではない長さを持つ、ひも。 けた外れの張力がかかっている、ひも。 ひもはいつも揺れている。 この3次元空間の方向と 見えない異次元方向に 穏やかに揺れたり、激しく揺れたり くっついたり、切れたりする。...

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