COLUMN

物理学のキング。 天才とか知の巨人とか そんなふうに称される物理学者は 幸運なことにたくさんいて 皆とても素敵なのだけど やっぱり、まずニュートンだと思う。 物理学史上に燦然と輝くキング。 リンゴは地上に落ちるのに なぜ月は落ちてこないのか? 「小さな月」という存在を仮定し その加速度を計算してみると ガリレオの計測した落体の加速度と同じ。...
小さな小さな、とても小さな そして反応性に乏しくて いつもほとんど素通りする なかなか見つけられない お化けのような素粒子。 1930年 ヴォルフガング・パウリが予言 「未発見の粒子が存在するはずだ」 パウリは正しかった。 1956年 原子炉の中でニュートリノが発見される。 1987年 超新星によって生じたニュートリノを カミオカンデが検出。...

宇宙を知れば知るほど なんてよくできているのかと。 ちょうどいい素粒子の質量とか ちょうどいい力の強さとか ちょうどいい暗黒エネルギーとか なぜか物質が残って わずかな不均一さがあって 星をつくって 銀河をつくって 地球ができて わたしたちが生まれて 星のかけらでできたわたしたちは みんな同じで、みんな特別。 あの青と白の色彩の向こうに...
量子論の育ての父 ニールス・ボーアの提唱した相補性。 彼の好んだ太極図。 まるい、かたち。 相反するものが補い合って 系は完全な記述を得る。 全ての存在があるからこそ 成り立つのだと思えば この世界はとても懐が深くて とてもやさしい。 それを、自分にも向けてあげたい。 どうしようもなく怖がりで 後ろ向きで どろどろした闇を抱えて...

望遠鏡で初めて夜空を覗いた人間 ガリレオ・ガリレイ。 当時、 地上とは別世界であると考えられていた 天上の世界を 自分の目で確かめようとした、 素晴らしき好奇心。 月が凸凹している! 真珠のようにつるりと輝いているとされた月に 地上と同じように山や谷がある。 木星の周囲に衛星がある! 衛星が木星の周りを回るなら 地球が太陽の周りを回っていても...
量子力学が明らかにしたことの1つに 「観測者の影響」がある。 それまでのニュートン的世界観では 観測者がいようがいまいが関係なく 独立した「客観的な現実」が 存在するとされていた。 誰も見ていなくても 月はいつだってそこにあるのであって 誰かが見ているときしか月は存在しない、 なんて たしかに馬鹿げている。 だって月は大きいから。...

今と、過去と、未来。 時間は過去から未来に向かって流れる と感じるけれどもそれは 人間が勝手にそう感じているだけかもしれない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば たとえばブラウン運動 分子は完全にランダムに運動していて その動きを逆さまに再生してみても なんら違和感はなく それならそこに時間の流れは存在しない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば...
知の巨人 天才的な発想 そういう人に共通すること 知の限界を認識していること 自分に知らないことがあると 潜在的なレベルで知っていること 言わずと知れた天才物理学者アインシュタインは 全てが自分の理論通りにはならないかもしれない ということをよく知っていて、 他者のアイデアに対しとても寛大だったという。...

この世界はどうなっているんだろう? 目に見える運動の法則 17世紀に形作られたニュートン力学。 燦然と輝く物理学のキング。 20世紀に入って もっともっと重力の強い場所 ものすごく速く動くもの そんな宇宙スケールで相対性理論 もっともっと小さな世界 分子とか原子とか素粒子とか そんな極小スケールで量子力学 日常感覚からかけ離れた、...
宇宙とは、 古く中国の淮南子によれば 宙は往古来今、宇は四方上下 つまり、時間と空間、すなわち時空。 “光年”という単位がある。 光が1年間に進む距離。 広大な宇宙空間では 時間と空間はもはや同義で 光の速さが有限である以上、 情報伝達の速さが有限である以上、 距離と時間は分かつことができない。 (もつれている場合は・・・わからないけど)...

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