COLUMN

毒、危険、悪、死、・・・の象徴としてよく用いられる。 イタリアのソルフェリーノ納骨堂は 十字架の後ろに1413個の頭蓋骨が並ぶ。 圧倒的な絵。 160年くらい前からこの状態で つまり、ほぼ、変化していない。 もとは生物だったのに それも自分と同じ人間だったのに 諸行無常、万物流転と真っ向から異なる存在感。 腐敗する有機臭さを超えて...
古来より、神聖無垢な神の色、 古代の神に捧げる清浄な色とされてきた。 日本の色名のなかで最も古いもののひとつ。 光、雲、雪、霜、霧、骨、・・・ 身近な色としてあった白色。 白い糸、絹。 桑の葉を食べる蚕は黄色い糸を吐くものが多かったが 人間の手によって飼育されるようになり 白い糸を吐くものだけを集めて交配、改良を重ね 白い絹糸を得るに至った。...

太陽が沈んで何も見えなくなった暗闇。 それを色として作り出した墨。 松や桐や菜種など、さまざまな植物の油を燃やし その時に出る煤を集めて墨が作られる。 また、染料と鉄分との化学反応によっても作られる。 黒染という。 どんな植物をどのように鉄と反応させるかによって さまざまな黒が作り出される。 鈍色(にびいろ) 橡色(つるばみいろ)...
江戸時代、日本で流行した色。 茶色と灰色。 奢侈(しゃし)禁止令によって庶民の華美が禁止され 紅、紫、金糸銀糸・・など、きらびやかな色は纏えず 許された色は地味な茶色と灰色。 そんな制限に逆らうのではなく 受け入れたうえで最高に楽しむ、粋の精神の発揮。 茶や灰にさまざまな変化をつけ 偉人や風月山水などから ゆかりのある名前をつけ...