COLUMN

カルロ・ロヴェッリ。 ループ量子重力理論の第一人者。 彼の著作は、物理という枠にとどまらず もはや文学の域に達していて この世界を見つめる その眼差しが美しすぎる。。 この人の紡ぐ言葉はどれも素晴らしくて すべて復唱したいくらいなのだけど 今日の気分で選んだ一節。 「より遠くを見ようとすることや、より遠くへ行こうとすることは、...
物理学がどのように発展してきたか 間違っていたものも正しかったものも この世界のことを知るために 古代から色々なアイデアが蓄積されて 多くの先人たちが残してくれた足跡。 常識がひっくり返った瞬間とか 新奇な理論が受け入れられるまでの葛藤とか 目を瞠るようなドラマティックな展開。 そういうものに付随して 物理学者の人物伝もとても興味深く、...

量子論の育ての父 ニールス・ボーアの提唱した相補性。 彼の好んだ太極図。 まるい、かたち。 相反するものが補い合って 系は完全な記述を得る。 全ての存在があるからこそ 成り立つのだと思えば この世界はとても懐が深くて とてもやさしい。 それを、自分にも向けてあげたい。 どうしようもなく怖がりで 後ろ向きで どろどろした闇を抱えて...
今と、過去と、未来。 時間は過去から未来に向かって流れる と感じるけれどもそれは 人間が勝手にそう感じているだけかもしれない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば たとえばブラウン運動 分子は完全にランダムに運動していて その動きを逆さまに再生してみても なんら違和感はなく それならそこに時間の流れは存在しない。 ミクロにミクロに物事を見つめれば...

たとえば窓の外を眺めながら いつか行きたい外国の風景とか 食べたいケーキの形とか 鮮やかに想像できて 今、ここに、 この4次元時空のある1点に、 体は留め置かれていても 想像だけは自由自在にどこでも行ける。 それでいつも、 あ、異次元だ、と思う。 アインシュタインの名言 「想像力は知識より偉大である」 には続きがあって 「知識には限界がある」...
この世界、社会、 私たちを形作っているもの。 何一つとして 自然法則に従わないものはない。 自由とは 自然法則の外側に飛び出して その制約を受けないことではなくて 自然法則に従って 最高のパフォーマンスをすること。 テクノロジーはそうやって進化してきたし スピノザの定義する「自由」も、 自分が属している必然的な法則を...

「時間」を理解しようと思ったら 並々ならぬ思考が必要で 相対性理論をつくりあげたアインシュタインが 「過去、現在、未来の区別はしつこく幻でしかない」 と言い、 ループ量子重力理論の大家ロヴェッリが 「時間は人間のぼやけた視界がつくるもの」 「時間は存在しない」 と言う。 この自然界において時間とは 本当のところ一体なんなのか。...
最初に見たときは 胎内で、直径2cmくらいの粒だった。 何者でもなかった、生命の萌芽。 万能感に溢れた粒。 あれから 細胞分裂を繰り返し 人型になって それから こんなにも口が達者になって こんなにも感情表現が豊かになって こんなにも人間くさくなって とても愛おしい。 人間の成長。 親から子へ渡された情報。 遺伝。 大量の情報が...

もちろん理論については全く理解できないけれど このニュースに興奮するのは 人間の性だと思う。 革新的な理論はなかなか理解されない これを地で行くような新奇な理論であるとのこと 新たな理論が他の問題に波及し 多くのことが理解できるようになること この事実に震える。 人間の叡智がまた進化する。 数学は純粋で美しく 宝物のような輝きを放っている。...
2020年4月8日、スーパームーン。 月と地球の距離が最も近くなる、かつ、満月。 綺麗。 月は地球にとって 夜空に最も大きく見える星で その光は古来より人々の心に 世界の美しさ、夜の美しさを教えてくれる。 知らず知らずのうちに影響している引力。 地球にその裏側を見せない 不思議な星。 自ら光を放つでもなく ただの岩の塊ともいえるけれど...

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